「駅伝に詳しすぎるアイドル」 西村菜那子 が、駅伝や陸上競技の楽しみ方を独自の切り口で提案していくWEBマガジン

#ラジオ版西村駅伝

#ラジオ版西村駅伝  スピンオフ企画第四弾

今日は12月2日放送の創価大学・吉田響選手(4年、東海大翔洋)のインタビュースピンオフをお届けします。

11月29日、八王子にある創価大学陸上部寮へ訪問。

私が吉田選手にお会いするのはこのインタビューが初めて。

東海大学から創価大学へ編入をした異色の経歴を持つ吉田選手は一体どんなランナーなのか、その素顔を楽しみに取材日を迎えました。

寮に着くと、取材部屋としてお借りするトレーニングルームに案内され、数分するとそこに吉田選手がやってきました。

「吉田響です。よろしくお願いします」と少し緊張した様子でしたが、丁寧にインタビューに答えてくださいました。

今シーズンの吉田選手は出雲駅伝2区区間賞、全日本大学駅伝でも2区区間2位と絶好調の様子。

大会前のコンディションも良く、
「前半区間の2区で流れを作るのが自分の仕事。最低限その役割を果たすことができた」と。

吉田選手といえば自身のX(@hibiki_run )にも書いてある通り、山の神になることに強い思いを寄せている選手の1人。

取材日の時点では、変わらぬ5区への思いを話してくださり、68分台及び4代目山の神を目指している様子でした。

前回大会は天気が雨で、低体温症となってしまい惜しくもベストパフォーマンスとなりませんでしたが、
「今回はどんな状況でもベストを走れるように」と対策を十分に練っているとのことでした。

また吉田選手といえば、先ほども書いた通り、東海大学から創価大学へ編入をした異色の経歴を持つランナー。

編入したことについて伺ったところ、
「(環境を変えたり編入など)周囲と違うことをするのは周りの目や、意見があるが、その分自分が結果を出せた時にこれで良かったと胸を張って生きていける」

と当時は少し悩むことがあったが、今は自分の選んだ選択に誇りを抱いている様子でした。

また、「悩んでいたり自分が納得のいく練習ができないと本番で緊張してしまったり、不安になり、ベストパフォーマンスができない」と
吉田選手だからこそ説得力のある、
「自分に合った環境」を見つけ出すことの大切さを仰っていました。

最後に、「創価大学へ来て良かったですか?」と伺ったところ、
笑顔で「良かったです」の一言。

これは決して、古巣を否定するわけではなく、あくまでも吉田選手は本当に自分に合った場所を見つけることができたということ。

悩みながらも自分がやりたいことと、選んだ道を信じ、努力をし続けた吉田選手。
箱根駅伝で山の神になるのか、はたまた違う区間なのか。
どんな区間で走ろうと吉田選手ならベストなパフォーマンスを披露することだと思います。

吉田選手の箱根駅伝ラストランに注目です。

最後に。
取材が終わり寮の玄関で挨拶をしていた時のこと。
寮から八王子駅までは徒歩では移動が難しく、バスに乗らないといけないのですが、
私たち取材チームに、丁寧に帰りのバス停の場所を教えてくださり、それだけではなくバスの時刻表まで調べ、何分後にバスが来るかまで教えてくださった細かな気遣いのある優しい吉田選手でした。

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