#西村駅伝「高校生ランナー密着企画」
今回も前回に引き続き、須磨学園男子陸上競技部レポートをお届けします。
本日は選手インタビュー編①です。
今年の春の高校伊那駅伝で見事優勝を成し遂げた須磨学園。
熾烈な大会を勝ち抜いたメンバーの中から
1区の福冨翔選手(3年)、2区の折田壮太選手(3年)、3区の堀野正太選手(2年)
にお越しいただきました。
皆さん是非最後までご覧ください。
左から堀野正太選手(2年)、2区の折田壮太選手(3年)、福富翔選手(3年)
インタビューでお聞きした質問内容はこちら。
◆伊那駅伝、優勝したときの率直な思い。
◆自分が走る区間というのはいつ頃知らされましたか?
◆伊那路を走ってみての感想。
◆皆さんが1 番意識していたチームはどこか。
◆須磨学園男子陸上競技部の1 日の練習スケジュール。
◆須磨学園ならではのチームのルール。
◆今年度の個人の目標とチームの目標。
最初の質問、優勝したときの思いを尋ねると、3名ともやはり嬉しそうな顔をされていました。
ただ皆さん、優勝する自信はかなりあったようで、優勝できて驚き!というより、ちゃんと優勝できてよかった、という安堵の気持ちが見受けられました。
2区折田選手で先頭に立ち、そのまま一度もトップを譲ることなく優勝を果たした須磨学園ですが、最後まで何が起きるかわからないのが駅伝。
どんなに独走状態になろうと、アンカーの髙田滉翔選手(3年)がゴールテープを切るまで気が抜けなかったそうです。
私が1番驚いたのは、須磨学園が1番意識していたチームはどこかの質問。
3名とも、口を揃えて一つの高校の名前を挙げました。
それは私も先日取材をさせていただいた、長野県の佐久長聖高校です。
私の予想では、同じ兵庫県の西脇工業高校や、報徳学園などの名前が挙がるかと思っていたので、少し意外な返答でした。
やはり1番戦力あるメンバーが揃っていることが大きな理由の一つとなってはいますが、
チームとしての強さだけでなく、特に永原颯磨選手(3年)といった個々の実力にも意識している回答をいただきました。
もう一つ驚いたのは須磨学園に通う選手方のスケジュールに関して。
朝練、放課後練があるのはなんとなくわかっていましたが、寮生活がないため朝起きる時間は他の学校よりもややゆっくりめなのかなと思いきや、、、
折田選手、堀野選手は毎朝5時半起き。
さらに福冨選手は4時半起きとのこと!!!
福冨選手に限っては、佐久長聖高校の選手より早く起きることが発覚しました。(笑)
「準備に結構時間かかるんですよね〜」
と穏やかな表情で話す姿から、彼の競技の顔とは違う、のんびり屋さんな素の一面が見受けられました。
そのあとの質問「須磨学園の強み」でも、
2年生の堀野選手が
「須磨学園の強みは学年関係なく仲が良いところです!」と取材中に終始、先輩との良好な関係を見せてくれたり、
折田選手も、練習ではチームのエースでありながら積極的に仲間とコミュニケーションを取っている姿が見受けられました。
さらに3人の関係性が分かる動画が次回の記事に上がるのでぜひそちら楽しみにしてください!
今回のインタビューを通して、選手の皆さんから伝わった思いは、
須磨学園の伊那駅伝優勝はあくまでも通過点であり、まず目指すべき場所は年末の全国高校駅伝であるということ。
西脇工業高校、報徳学園と兵庫県には強豪校は多数存在し、代表の座を勝ち取ることでさえ至難の業ではありますが、
今年度の目標に3名とも「都大路の優勝」を掲げていました。
これから先、インターハイなど様々な大会を控えていますが、その先にある都大路優勝を目指し続ける須磨学園をこれからも応援していきたいです。
最後に。
インタビュー後に練習風景を少し見学させていただきました。
走るスピードが速い、、などそれはもちろんのことなのですが、私が1番印象に残っているのは選手の皆さん挨拶。
私の前を通るたびに一人一人が立ち止まり、目を見てしっかりと挨拶をしてくださいました。
当たり前のことのように思えるかもしれませんが、彼らたちは16.17歳の多感な時期。挨拶をすることの恥ずかしさ、めんどくささなどにも直面している年頃かと思います。
当たり前なことをきちんとできる、須磨学園の陸上部の皆さんの実直さに感服した日でありました。
案内してくださった須磨学園の広報の方も「陸上部の子たちは挨拶がしっかりできる」とおっしゃっていたほど、皆さん礼儀正しい素敵な学生ばかり。
須磨学園陸上部は、実力があることはもちろんですが、それと同時に周囲が応援したくなるような礼儀正しさとパワーを持っていることを実感しました。
そんな魅力ある選手の皆さんとお話しすることできて本当に光栄でした!
次回は、もっと砕けた?選手の少しお茶目な一面が見られる記事をお届けします!