文化放送にて現在放送中のラジオ番組「かわのをとやスポーツの巣」
こちらの1コーナーに、私がパーソナリティを務める新番組「#ラジオ版西村駅伝」を10月から12月末のワンクールで担当させていただきました。
こちらは12月30日の放送をもって最終回となります。
このラジオ番組を通して、初めて大学や大会へ行きインタビューをすることができたりと今までに経験したことがなかった貴重な経験をさせていただきました。
しかし、様々な現場へ行き取材がすることができても、生放送という限られた時間でご紹介できるのはほんの一部。
そこで、本日から#ラジオ版西村駅伝 最終回の30日まで、1日ずつ #ラジオ版西村駅伝スピンオフ を公開していきます。
取材の裏側、選手の意外な一面、私の心境など書いていきたいと思います。
ぜひ皆さんご覧ください。
最終回まで引き続き、#ラジオ版西村駅伝 をよろしくお願いします。
本日は10月7日の初回放送でお届けした東洋大学の酒井監督の取材日を振り返ります。
私はこの取材日をとても楽しみにしていました。
というのも、東洋大学は私が駅伝を好きになったきっかけの大学であるからです。
私が駅伝を好きになったのは中学生の頃。
その年に大学駅伝の頂点にいたのは山の神、柏原竜二さん率いる東洋大学で、私にとって酒井監督はテレビで見る憧れの存在。
駅伝の生中継で、酒井監督が映るとすごくテンションが上がりますし、録画では繰り返し見るほどの生粋のファンです。(笑)
今までありがたいことに様々な駅伝のお仕事をさせていただきましたが、やはり、憧れの酒井監督にインタビューをさせていただいた10月2日は私の中で忘れられない大切な1日となりました。
まずは取材当日、東洋大学の陸上部の寮へ着き、文化放送さんのスタッフの方が酒井監督に「タレントの西村菜那子さんです」と私のことを紹介してくださいました。
すると酒井監督は「もちろん存じております」と一言。
その時に私は衝撃を受けました。
「え!私認知されてるの?!?」
「え、、え!認知!!!!!」と本当は飛び跳ねたいくらい喜びたかったところですが、冷静を装わないと思い、
「ありがとうございます」と喜びは胸に内にしまいました。(笑)
さて、そんな私の個人的エピソードは置いておきまして、、、
その日、取材部屋には文化放送さんのスタッフさんや、私のマネージャーを含め、5.6人の関係者がいました。
酒井監督は入室し、ご自身がお座りになる前に、まずは私たち関係者のことを気遣ってくださり、「みなさん座ってくださいね」と全員の座る場所を確保してくださいました。
東洋大学陸上部の監督に就任して16年目の酒井監督。
そんなベテランとも言える監督が、取材チームや関係者のことを真っ先に気遣う姿に改めて感銘を受けた私でした。
![](https://nishimura-ekiden.jp/wp-content/uploads/2024/12/西村駅伝.jpg)
先ほども書きましたが、監督に就任して16年目の酒井監督。
これまで数々の有名ランナーを育ててきた監督に私はこんなインタビューをしました。
「強くなる選手に共通していることは?」
酒井監督の答えは、
「負けん気があって素直な選手」でした。
自分の現状を素直に受け止めることができる子。
周りのアドバイスを素直に聞ける子。
意志が強いのももちろん大事ですが、
素直で柔軟性がないと強くはならない、今まで数々のランナーを見守り、寄り添ってきた酒井監督ならではの言葉をお聞きすることができました。
また酒井監督は、今年のチームの選手の特徴について
「シンプルに物事を考える子たちが多い。考えが浸透しやすい」と素直な選手が多いことを供述。
また、エースの石田洸介選手(4年、東農大二)についても
「休むべきときにきちんと休む決断をできた真っ直ぐで素直な選手。あとは本来の才能を発揮させるだけ」
と、休んだことを肯定しつつ、今後の活躍に寄せている様子でした。
今年の出雲駅伝は11位、全日本大学駅伝は13位と少し苦しい結果になりましたが、
強くなるランナーに共通している〝素直な選手〟が多く在籍している今年のチーム。
本来の力を発揮し、箱根駅伝では上位争いをする東洋大学の姿に期待したいと思います。
そして20年連続シード権獲得を陰ながら応援しています。
取材協力してくださった、酒井監督および、関係者の皆様、本当にありがとうございました。