#西村駅伝「高校生ランナー密着企画」
第5弾は栃木県にある那須拓陽高校陸上部へ訪問いたしました。
監督を務めるのは、26歳の廻谷賢さん。
日本体育大学OBで学生三大駅伝で活躍された若き監督です。
個人的には廻谷監督が大学生ランナーのときから応援していたので、取材に行けることをとても楽しみにしていました。
ぜひみなさん最後までご覧ください。
那須拓陽高校密着レポートは、
①廻谷賢監督インタビュー編
②選手インタビュー編第1弾
③選手インタビュー編第2弾
④全選手アンケート編
の4つに分けて公開していきます。
今回はさっそく廻谷監督インタビュー編をお届けします。
伺った質問内容は以下のとおり。
◆監督に就任するまでの経緯
◆監督に就任して苦戦したこと
◆大学時代の三大駅伝で1番印象に残っているレース、意識していたランナー
◆1 番意識している(ライバル)高校
◆高校生をどんなランナー、人に育てていきたいか。指導する上で心掛けていること
◆今後のチーム目標
インタビュー全編は記事後方に動画がございますので、そちらもご覧ください。
対談が始まる前に、突然廻谷監督が
「これ、僕が一番好きなパン屋さんのパンです！」とまさかのパンをプレゼントしてくださいました！
陸上好きの方はご存知かと思われますが、廻谷監督は大のパン好き。
自身でもパン巡りや、パン作りに励み、パンの追求に惜しみない監督なのです。
大学時代、箱根駅伝シーズンになると陸上雑誌などに選手名鑑が載りますが、廻谷監督の欄には「将来の夢はパン屋さん」と毎年書かれていました。
今回の対談で、「パン屋さんの夢はまだ諦めてないですか？」と伺ったところ、「はい！！」とその思いは健在でした。
ちなみに廻谷監督がプレゼントしてくださったパン屋さんは栃木県にあるSHŌPAIN ARTISAN BAKEHOUSEというお店。
取材終わり、スタッフと美味しくいただきました。監督ごちそうさまでした✳
最初の質問で、母校である那須拓陽高校の監督に就任した経緯をお聞きしました。
実力のあるランナーだったのにも関わらず、実業団に入るも一年足らずで引退の道を選んだ廻谷監督。
23歳という若さで競技を退いた理由はなんなのか。私がずっと気になっていたことでした。
経緯としては、
大学4年生の時に母校へ教育実習へ行ったところ、鈴木賢一前監督から「指導者に向いてる」と勧められたことが最初のきっかけだったそうです。
指導者への道も将来の視野には入れつつ、大学卒業後は実業団で競技生活をスタート。
しかし、競技を続けていく一方で、自分自身を冷静に分析したところ、選手としての限界を迎えていることを感じ、第二の人生である指導者の道か、どこかのパン屋さんで働くかを検討する中、鈴木前監督からの後押しもあり、指導者としての道を進むことを決意したそうです。
結果、23歳という若さで、競技を退きました。
この日は、監督インタビューの前に選手インタビューの収録を先に行ったのですが、選手の皆さんは収録が終わった後、ニコニコ笑顔で「監督のトークを聞きたいです」と監督のインタビューの時間にも残って、カメラの後ろで座っていたのです。
廻谷監督が選手の皆さんからとても愛されていることを目の当たりにしました。
その光景はとても素晴らしいもので、
私はずっと学生時代の廻谷監督を応援していましたが、この日の廻谷監督と選手の皆さんとの素敵な関係性を見て、23歳の決断は正しいもので、なるべくしてなった指導者としての明るい未来が見えました。
そんな若さを生かし、選手と寄り添い指導に励む廻谷監督が目指している監督像は、#西村駅伝でも過去に取材した洛南高校の奥村隆太郎監督とのこと。
合同合宿をした際に、奥村監督のチームの作り方、選手との接し方に感化し、奥村監督のような寛容な監督になりたいなと思ったそうです。
就任1年目で都大路の出場を果たすなど上々のスタート切った監督人生ですが、やはり悩みは日々尽きないとのこと。
今はまだ就任4年目の若き廻谷監督ですが、いつかは憧れの奥村監督のように未来の日本代表ランナーを輩出する名監督になる日もやってくるのではないかと、私は1ファンとして楽しみにしています。
他にも廻谷監督が大学時代、同世代の東海大学黄金世代に抱いていた思い、箱根駅伝6区での苦い思い出、生徒に対するあたたかい思いをお話ししてくださいました。
インタビュー全貌は下記の動画でご覧ください。
廻谷監督、この度は貴重な時間をありがとうございました！
最後に、、毎回恒例の監督セレクト箱根駅伝オーダーを今回も書いていただいたので掲載いたします！
次回は選手インタビューをお届けします！
那須拓陽高校密着レポート 廻谷賢監督インタビューはこちら↓