本日の #西村駅伝 は、NGT48の喜多花恵さんにインタビューを行いました。
喜多さんは神奈川県出身の22歳。NGT48の3期生として2022年6月にデビューし、現在も新潟を拠点に劇場公演やメディア出演など幅広く活躍しています。
今回インタビューを行った理由は、彼女が東京マラソン2026に出場し、6時間2分13秒で見事完走を果たしたからです。
NGT48は私の古巣でもあります。私は2022年9月にグループを卒業しているため、彼女とは在籍期間が約4ヶ月しか重なっていません。当時はコロナ禍ということもあり、深く関わる機会は多くありませんでしたが、その後の活躍はSNSなどで拝見していました。
そんな彼女がフルマラソンに挑戦すると知った時、正直驚きました。緊張しやすく控えめな性格で、決して運動が得意というイメージではなかったからです。
だからこそ、なぜ彼女がマラソンに挑戦したのか。その想いを知りたくてオファーをし、新潟へ向かいました。
練習中の苦悩、そして走ることで得た新たな出会いまで、等身大の言葉で語っていただきました。
ー挑戦のきっかけは「自分だけの“色”を見つけたい」という焦燥感ー
アイドル活動5年目を迎えようとしていた喜多さんは、同期や周囲のメンバーが活躍する中で、自分だけの“色”を見つけたいという焦りを抱えていました。
他のメンバーにはない挑戦をしたいという思いがありながらも、自分にはこれといった得意分野がない。そんな葛藤を感じていたといいます。
そんな中で思い出したのが、小中学校時代の記憶でした。長距離走が得意で、母親の影響もあり、いつか一緒にフルマラソンに挑戦してみたいという思いを抱いていました。
その何気ない気持ちをスタッフに伝えたことがきっかけとなり、日刊スポーツでの連載が決定。趣味の延長だったランニングは、大きなプロジェクトへと発展していきます。
当初の目標は、2025年の新潟シティマラソンへの出場でした。
しかし、NGT48の活動と日程が重なってしまったため出場を見送ります。
その後、ドナルド・マクドナルド・ハウスのご縁があり、見事、東京マラソンへの出場が決まりました。
大きなチャンスである一方で、国内最大級のマラソン大会として知られる東京マラソンへの出場は、不安も大きかったといいます。それでも、5年目という節目で新たな刺激を求めていた彼女は、「仕事は待っていても来ない。自分から掴みに行くしかない」と覚悟を決め、42.195kmへの挑戦を選びました。
神奈川県出身の喜多さんにとって、新潟での生活はメンバーやスタッフが世界のすべてでした。しかし、マラソンの練習を通じて、その世界は少しずつ広がっていきます。
アルビレックスランニングクラブへの参加をきっかけに、初めてメンバー以外の人々と関わる機会が生まれました。
週に数回、夜の街を一人で走る孤独なトレーニングに加え、クラブでのペース走や体幹トレーニングにも取り組む日々。経験豊富なランナーからのアドバイスは新鮮で、大きな刺激となっていきました。
順調に距離を伸ばし、自信をつけ始めていた矢先、アクシデントが起こります。
1月の終わり頃、練習中に膝を痛めてしまい、そこから一気に不安が押し寄せました。
劇場の周年公演など、アイドルとしての多忙なスケジュールと並行するマラソン練習。思うように進まない状況の中で、本番の日は刻一刻と近づいていきます。
怪我が改善し、練習を再開できたのは大会10日前。万全とは言えない状態でしたが、トレーナーのテーピングのサポートもあり、悪化することなくスタートラインに立つことができました。
前編はここまで。
スタートラインに立った彼女は、何を思ったのか。
長いマラソンの中で彼女を支えたもの、そしてこれからのアイドル人生について。後編で深掘りしていきます。
NGT48は現在6期生までが在籍し、新潟を拠点に活動しています。
私が卒業してからは4年が経ち、関わりのあったメンバーも少なくなりました。今のNGT48は、また新しい魅力を持ったグループへと進化を遂げています。
喜多さんのように自分の“色”を見つけるために努力を続けているメンバーがいることを、とても誇らしく感じました。
私はこのNGT48というグループに、今も変わらず誇りを持っています。これからもその活動を応援していきたいと思います。
喜多花恵(きたはなえ)
2003年9月9日生まれ、神奈川県出身。22歳。
2022年6月、NGT48の3期生としてデビュー。8月18日に研究生から正規メンバーへの昇格が発表され、12月14日の昇格セレモニーにて正式に正規メンバーとなる。新潟を拠点に劇場公演やメディア出演など幅広く活動中。
東京マラソン2026:6時間2分13秒(完走)
特技:円周率100桁暗唱、そろばん、シャトルラン、けん玉