#西村駅伝「高校生ランナー密着企画」
前回に引き続き、洛南高校陸上競技部レポートをお届けします。
本日は選手インタビュー編①です。
今回は岡田開成選手（3年）、並川颯太選手（3年）、井上朋哉選手（2年）にお話を伺いました。
インタビュー内容はこちら。
◆昨年度の全国高校駅伝、伊那駅伝の走りについて
◆洛南高校OBで一番憧れている先輩。
◆洛南高校の 1 日の練習スケジュール。
◆洛南高校が他のチームに負けないところ。
◆今年の目標
今回、収録中の選手の目線の先には、奥村監督も見学でいらっしゃったため、少々緊張気味の選手たち。
「岡田は大阪出身なのでトークが得意です」と監督から太鼓判を押されていた岡田選手のトークも含め、みなさんぜひご注目ください！
まずはさっそく、岡田選手に全国高校駅伝と伊那駅伝についてのお話を伺いました。
都大路で3区を走った岡田選手。
留学生や各校のエースが集うスピード区間ながら順位を落とすことなく次の走者へ襷をつなぎました。
しかし、岡田選手はこの結果は非常に悔しかったそうで、「思い通りに走れなかった、先輩たちを安心させてあげられなかった」と心境を吐露していました。
その後の伊那駅伝では2区を走り、他校のエース と接戦を繰り広げ区間5位に入りましたが、「自分の走りで上位を決定付けたかったから（できなかったため）悔しい」とこちらも心残りのあるレースだったそうです。
昨年度の大会はどちらも苦い思いを残す結果となり、試行錯誤の日々が続いたようですが、
その無念を晴らすように、今年5月に行われたゴールデンゲームス5000mでは洛南高校歴代3位となる13分55秒62を更新したりと、 今年はトラックシーズンで次々と成績を残していきました。
夏合宿も終わり、現在の仕上がりとしては「かなり良い調子です！」とのこと。
「今年の都大路は3区を走りたいです！」とリベンジに向けて動き出していました。
続いて話を伺ったのは並川選手。
並川選手は昨年、初の都大路出場。そしてこの大会が初の全国規模の駅伝大会だったとのこと。
初レースを終えての感想を伺ったところ、「緊張しました」とその一言に全ての気持ちが込められていました。
しかし、その後の伊那駅伝では、都大路を走ったことで自信を持つことができ、比較的リラックスして大会に挑めたそうです。
最長区間4区を走り見事区間6位と大躍進を果たしました。
続いては、井上選手。
都大路では1年生の中で唯一メンバー入りを果たし、6区で区間3位でチームの順位を7 位に上げる快走を見せました。
初の都大路の感想を伺ったところ、「1年生から都大路を走ることを目標にしていたので嬉しかった、先輩方が良い勢いで襷を繋いでくれたのでその勢いに乗ることができた」と満足げな表情を浮かべていました。
その後の伊那駅伝で任されたのはスターターの1区。
1区を任された時の心境を伺ったところ、「チームの流れを作る重要な区間なので緊張していて、結果的にチームに勢いを作れず、他校の強豪校の方と比べるとうまく走れなかった」と振り返り、自責の念に駆られたそうです。
しかし、1年生ながら都大路を走り、伊那駅伝でも1区を任されたのは監督からの信頼も厚い印。
実際に奥村監督も井上選手について「彼は将来箱根駅伝で活躍するであろう選手」と特に期待を寄せている模様でした。
今年の伊那駅伝優勝を果たしたのは須磨学園でしたが、須磨学園が勢いがあることを事前情報として入ってきていたか聞いたところ、「噂では聞いていた」とのこと。
今季はどこの学校が強いなどチームメイト同士で話し合うこともあるそうです。
ちなみに、、今年の都大路で特に強そうな学校は、選手同士でよく話題に上がるのは佐久長聖高校だそうです。
話が逸れますが、私もNGT48在籍時代はよくメンバーと「次のセンターは誰か」などをよく話し合っていたものです。
どこの世界でも、話すことは似ているものだなぁ、、と少し懐かしい気持ちになりました。
話を戻しまして、
続いて伺ったのは、洛南高校OBで一番憧れている選手について。
数多くの有名ランナーを輩出している洛南高校ですが、今の洛南高校陸上部を引っ張る岡田選手、並川選手、井上選手から憧れているランナーをお聞きしました。
岡田選手、並川選手が名前を挙げたのは駒澤大学・佐藤圭汰選手（2年）。
お二人が1年生の時に3年生だった佐藤選手は、レースだけではなく、常にチームを引っ張る頼もしい存在だったそうです。マイナス発言をしない、プラスになる言葉を常に発していた佐藤選手に競技だけではなく人として尊敬していることを話してくださいました。
井上選手が答えたのは順天堂大学の三浦龍司選手（4年）。
世界で戦われている三浦選手の姿に日々感銘を受けているそうです。
「三浦選手とお話ししたことはありますか？」と伺ったところ、なんと実は三浦選手が洛南高校へ教育実習に来た際にお話しすることがあったそうです。
「どういうメンタルで世界と戦っているかなど貴重なお話を聞くことができました」と笑顔で答えていただきました。
今回、実はこういう取材がほぼ初めてなんです、、、と始まる前は少々緊張していた3名ですが、しっかり自分の言葉で陸上に対する気持ちをお話ししてくださいました。
その初々しい姿に、彼らが大学生になったらまたこの動画を見返して、こんな時代もあったなぁなんて思い出してくれたら嬉しいですね。
3名のお話はまだまだ続きます。
気になる寮生活についてや、練習スケジュールなど、インタビュー全編はぜひ動画を皆さんご覧ください。
次回は選手のパーソナルな一面が見られる
選手⚪×インタビューをお届けします。