「駅伝に詳しすぎるアイドル」 西村菜那子 が、駅伝や陸上競技の楽しみ方を独自の切り口で提案していくWEBマガジン

高校生ランナー密着

埼玉栄高校密着レポート 現役選手インタビュー編①

#西村駅伝「高校生ランナー密着企画」
前回に引き続き、埼玉栄高校男子駅伝部レポートをお届けします。

本日は選手インタビュー編①です。

今回は佐藤大介選手(3年)松井海斗選手(3年)岸本駿吾選手(2年)に話を伺いました。

インタビュー内容はこちら。

◆埼玉栄高校の1 日の練習スケジュール

◆松井選手へ
昨年度1番印象に残っている大会は?

◆佐藤選手へ
伊那駅伝で1区を走るときに描いていたレースプランは?
キャプテンとしてどのようなチーム作りをしていきたいか。

◆岸本選手へ
伊那駅伝の際に、岸本選手の走りを見て、
解説の両角速さんが「箱根駅伝5区の選手としてスカウトしたい」とおっしゃっていたことに関してどう思ったか。

◆1 番意識(ライバル)しているチーム

◆埼玉栄高校が他のチームに負けないところ。

◆今年度の目標

前回記事の神山洋一監督に話を伺った際、
3人ともすごく自分の言葉でしっかりと話せる選手であると、監督からの事前情報があったのですが、まさにその通りで、みなさん凛とした態度で自分の気持ちをハキハキと話してくださいました。
まずはキャプテンの佐藤選手にチーム作りについての質問をさせていただきました。

昨年度の3年生という強い世代が抜けたため、周りからチームが弱くなったと言われないように、今年は自分たちが強くなって新しい戦力で結果を出していけるチーム作りをしていくことが一つの大きな目標とのこと。

先輩達がいたから埼玉栄は強かったのではなく、自分たちの存在価値を自分たちで築き上げていくことに重きを置いているようでした。

新チーム体制となって初めて出場した春の高校伊那駅伝では準優勝に輝き、十分に存在価値は築き上げているのですが、現状に満足せず常に上を見ている佐藤選手。
背中でも走りでも引っ張るリーダータイプのように感じました。

続いて話を伺ったのは松井選手。
松井選手は監督インタビューでも話題になりましたが、やはり昨年度の活躍はエースの姿そのもの。
全国高校駅伝では5区区間賞、都道府県対抗駅伝では5区区間3位、伊那駅伝では2区区間新記録と、どの大会も輝かしい結果を残しました。
そんな松井選手には、大活躍された昨年度の中で1番印象に残っている大会をお聞きしました。

松井選手の回答は「都道府県対抗駅伝」

高校生区間の中でも1番距離が短い4区で走る想定をしていたところ、実際に任された区間は、高校生区間最長の5区。

5区には自分よりも速い、5000m13分台ランナーが多くいた中でのレースとなったので不安も大きかったようですが、同じ埼玉県チームに励まされ、自分の力をしっかり発揮することができたそうです。

エースとして迎える最終学年、全国高校駅伝での希望区間は3区とのこと。
理由は1年生のときに走って区間34位と良い成績は残せなかったけれど、留学生も多く走る区間ということもあり最終学年はしっかりと3区で戦ってみたいそうです。

エースとして着実に結果を残してきた松井選手に対して私は勝手ながら、少しクールなイメージを抱いていたのですが、インタビュー中やカメラが回っていないところで後輩の岸本選手を仲良く少しいじっている姿が見られたり、良い意味で期待を裏切ってくれました(笑)

今回唯一の2年生、岸本選手には、
伊那駅伝の走りで、登りの走力が解説の両角速さんから評価され、「ぜひ箱根駅伝5区ランナーとしてスカウトしたい」と言われていたことについて、岸本選手の心境をお聞きしました。

岸本選手は伊那駅伝で登りが多い3区を出走。
多くのランナーが苦戦をする中、登りの強さを発揮した岸本選手。そのパワーに中継で解説をしていた東海大学監督の両角速さんから「ぜひ、箱根駅伝5区ランナーとしてスカウトしたい!」と公開スカウトがあったほど。

両角さんがおっしゃっていた件については、レース直後、チームの先輩から中継映像を見せてもらい知ったそうです。

驚いた、嬉しい、様々な感情があると思いますが岸本選手は、
「中学の時から登りに強い自覚があったから、高校、大学の駅伝では登りで戦っていきたいと思っていた。高校の段階で大学の先生に登りが武器であることを知ってもらえたのは良かった」と冷静に自己分析をしている様子が頼もしく思えました。

個人の質問とは別に、3名に埼玉栄高校の強みを伺ったところ、真っ先に手を挙げて発言してくださったのも岸本選手。

2年生とは思えないくらい明瞭に歯切れ良く自分の思いをお話してくれた姿にかなりの大物感を感じた私でありました。

神山監督インタビューでも話が出たのですが、岸本選手はとにかく努力家とのこと。

伊那駅伝のときはまだ1年生だった岸本選手ですが、1年生とは思えないくらいの練習量を重ねていたそうです。

そんな努力家な岸本選手が近い将来、埼玉栄高校のエースとなり、3.4年後には箱根駅伝5区を走る岸本選手の姿が見られるかもしれません。

その他にも、3名が意識しているライバルチームや、今年度の目標について、
個性豊かな3名のお話はまだまだ続きます。
インタビュー全編はぜひ動画を皆さんご覧ください。

次回は選手の意外な一面が見られる
選手⚪×インタビューをお届けします!

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